和尚のひとりごと№1247「第十二願 光明無量願」

和尚のひとりごと№1247「第十二願 光明無量願」

 

 

 

第十二願 光明無量願(こうみょうむりょうがん)

設我得佛光明有能限量下至不照百千億那由他諸佛國者不取正覺
せつがとくぶつこうみょううのうげんりょうげしふしょうひゃくせんのくなゆたしょぶっこくしゃふしゅしょうがく

 

たとい我(われ)、仏を得んに、光明能く限量ありて、下、百千億那由他の諸仏の国を照らさざるに至らば、正覚を取らじ。

 

【言葉の説明】
光明  阿弥陀仏の象徴である。 その光は、なにものにも防げられず一切の平等を貫いて届く。

 

【現代語訳】
私が仏となる以上、私が放つ光明の輝きに限界があり、少なくとも百千億那由他ものみ仏の国々を照らすことができないようであるならば、私は仏となるわけにはいかない。

 

参考文献 

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

無量寿経 (注解者  阿満利麿  筑摩書房)